人間探求学:圃場のトビについて
生物資源管理学科1回生が人間探求学で作成したウェブページを掲載します。一回生による作文であり、科学的に正確でない箇所もある点をご容赦ください。
滋賀県立大学の圃場真ん中には気象観測装置があり、ここにトビがよくとまっている。


今記事ではこのトビについて紹介したい。
トビってどんな鳥?

トビ(鳶)はタカ目タカ科に属しており、日本各地で通年見ることが出来る身近な猛禽類の仲間だ。全長はオスで58.5cm、メスで68.5cmとなっており、翼を広げた場合には150cmをゆうに超える大きさとなる。その割には食性はカエルやトカゲ、ミミズなどの小動物となっており、鳥などを食べているイメージの猛禽類と言うにはなんとも可愛らしい食性である。全身は鳶色という茶褐色をしており、翼の内側に特徴的な白い模様が見える。翼の先は6つに長く別れており、尾羽根を広げた形は三味線を弾くバチのような形になっている。翼を広げた際、M字に見えることも特徴である。
圃場のトビ
圃場の技師さんへのインタビューによると県立大学の圃場では年中2羽のトビを見ることができ、特に田起こしの時期には掘り出されたミミズを狙う姿がよく見られるそうだ。しかしカラスやスズメとは違い農耕機のすぐ後ろにつきミミズを啄むのではなく近くのビニールハウスなどの上から観察しサッ!とさらっていくそうだ。こんなところは猛禽類らしい振る舞いだ。

圃場近くにトビの巣と思しきものがあるらしく、実際に圃場の外で止まっている姿も見たことがあるそうだ。
圃場上空ではカラス2羽とトビが空中戦を繰り広げているところを目撃することができ、圃場の技師さんいわく基本1対2でもう1匹のトビは周りを旋回しつつ参戦しに来るそうだ。個人的な感想だがいつも負けているイメージがある。頑張れトビ。


参考文献
- POCKET GUIDE 3 野⿃282 1997 年4 ⽉10 ⽇初版第1 刷発⾏ 著者:上⽥恵介、和⽥剛⼀ 発⾏者:⽥部井満男 発⾏所:株式会社⼩学館 印刷所:共同印刷株式会社
- ワシタカ類⾶翔ハンドブック 1996 年9 ⽉2 ⽇初版第1 刷発⾏ 著者:⼭形則男 発⾏者:奥村武 発⾏所:(株)⽂⼀総合出版 印刷所:奥村印刷(株)
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