岩間研究室:土壌物理学・農業土木学
土壌物理学及び農業土木学の研究室です。
土壌内部の間隙構造や間隙内の土壌水や栄養分の挙動を把握することは、
自然環境や農業を理解する上で重要です。
本研究室では、直接見えない間隙や土壌内部の物質移動を軟X線撮影で画像化し、
土壌構造と植物や土壌生物との関わりを研究してきました。
土壌間隙構造は畑地、水田、林地などで大きく異なり、
現在は水田土壌を対象に研究を進めています。
県大圃場の水田土壌を採取しています。 | 土壌間隙構造を調べるため、試料用円筒を埋め込んでそのまま不撹乱で採土しています |
採土した土壌試料を飽和しています。 | 土壌試料に造影剤を流して、X線で動画撮影しています。 |
その他、土壌中の物質移動をキーワードに、
節水灌漑のための地中灌漑法の開発、
植物を用いた塩類集積土壌の改善、
緑肥作物を用いた農地土壌の物理的・化学的特性の改善など
土壌に関わる様々な環境問題・農業的課題に取り組んでいます。
地中灌漑チューブを開発して雨よけビニールハウス内で作物栽培試験を実施しています。 | 吸塩性植物を用いて乾燥地の塩類集積土壌の改善効果を調べています。 |
畑地に緑肥作物を栽培することで土壌の物理的・化学的改善効果を調べています。 | 石灰石鉱山からの強アルカリ残土の影響を調べるため表面流出水のpHを調べます。 |
(2018年5月作成)